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2017年10月8日 大土山イワクラツアー | |||||||||||||||
2017年10月7日にイワクラ学会の「イワクラサミットin福山」が94名の参加によって盛大に催され、その次の8日に大土山(おおづつやま)のイワクラツアーが行われました。 イワクラ学会員約40人が2台のマイクロバスに乗り、地元の軽トラ5台に守られて颯爽と出発しました。 |
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まずは、大土山の西のピークに鎮座する天ノ岩座神宮に向いました。 ここは、多くの神道家も訪れている場所です。 天ノ岩座神宮に社殿はなく、岩石を磐座として祀る原初の磐座信仰の形式をとっています。 地元には、大昔、神々の会議場であったという言い伝えがありましたが、人が立ち入らない場所でした。 栗原基氏は、『日本書紀』の一書(大二)に「是の時に、素戔嗚(すさのお)尊、安芸国の可愛(え)の川上に下り到ります」と記述されていることから、高天原は江の川の上流の近くにあると考え、このあたりを調査して巨石群を発見しました。 |
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その巨石群は、中心に天照大御神を祀る最大の巨岩があり、その周りに神々の名が付いた9つの磐座が取り巻いています。 大土山は800メートルの山ですが、ここは688メートルのピークの1つです。 谷に囲まれた見晴らしの良い山の上に、巨岩が鎮座している光景は素晴らしいものでした。 また当日は、眼下に雲海が広がっていてその神秘性を増していました。 |
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天ノ岩座神宮の次は、大土山頂上近くの潜り岩(こぐりいわ)に向いました。 岩が割れて人が潜れるようになっています。 3日前に村の人が発見した神代亀や舟屋を見た後、祭祀場と思われる場所で弁当を食べました。 |
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次に、今回のツアーのハイライトである楔岩に向いました。 楔岩は、いくつかの岩海を越えた先にあります。 岩海とは、多くの岩が渓谷を埋めた状態をいいますが、岩好きにはたまらない光景です。 広島では、久井の岩海と矢野の岩海が有名ですが、この大土山の4筋の岩海は、ほとんど知られていないそうです。 |
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潜り岩から東北750メートルの所に楔岩がありました。 2つに割れた岩の隙間の上に楔形の岩を置いてあるように見えます。 (記録 平津豊) |
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