2017年8月19日 神出イワクラツアー | |||||||||||||||
2017年8月19日にイワクラ学会の神出(かんで)神社イワクラツアーが徳平尚彦氏の案内で行われました。 神出神社は兵庫県神戸市西区神出町の雌岡山の頂上に鎮座しています。 12時45分に緑ヶ丘駅に岩好き16名が集合しました。 当初は雌岡(めっこ)山までハイキングの予定であったが、あまりに暑いので車に分乗して向うことにしました。 |
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吉高大明神、にい塚、白玉大明神 雌岡山の頂上に鎮座する神出神社から南西のラインに磐座が続いています。 神出神社から100メートルの場所に吉高大明神が鎮座しており、この側に岩で囲まれた場所があり、小規模だが古代の祭祀場と考えられます。 その200メートル下に「にい塚」があります。 神出神社の溝端宮司に許可を得て、「にい塚」の掃除をさせていただきました。 イワクラ学会にとって岩石の掃除はお手の物で、みるみる岩の表面が露出しました。 その岩の表面には、自然のひび割れだけでなく、線刻と考えられるものを数箇所発見しました。 土盛の上の岩石群が石室が破壊された跡とは考えにくく、この岩石群は磐座の可能性が高いと考えます。 |
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姫石神社 神出神社の150メートル北に姫石という磐座が祀られています。 昔は台石または方丈盤石と呼ばれていました。 この姫石についても、溝端宮司に許可を得て掃除をさせていただきました。 磐座は、参拝場所から見ると逆三角形に見える岩を中心にした磐座で女陰を表した磐座と考えられます。 |
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裸石神社 姫石の50メートル東に裸石神社が鎮座しており、社殿の奥に大きな石棒が祀られています。 溝端宮司のお話では、300年ほど前(元禄時代)、京都の方が参拝した時に、姫石に対峙する彦石を鳥居の石材から造ったのが始まりで、当初は露天で祀っていたが、大正時代に、社殿を建ててその奥に納めたそうです。 彦石と一緒に祀られている小さな男根石と女陰石は、最近奉納されたものです。 また、彦石のまわりには、おびただしい数の鮑が置かれていますが、これは、参拝者が奉納したもので、彦石という男根に女性の代替としての鮑を供えたものと考えられ、子孫繁栄の祈りがこめられているのではないかと思います。 |
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神様が誕生した時、産湯に使ったという清瀬の井と、法道仙人が開祖した最明寺に立ち寄った後、 懇親会が行われました。 (記録 平津豊) |
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