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2016年11月26日、27日 神野山イワクラ調査ツアー | |||||||||||||||
2016年11月26日、27日に奈良県山添村神野山イワクラ調査ツアーがイワクラ学会員8名の参加で行なわれました。 2016年11月26日、27日の二日間、山添村の神野山調査ツアーを挙行した。目的は、巨石の位置情報を再度測定し、正確な巨石地図を作ることと、西側山腹の巨石についてまともな道がないことから、そのルート開削にあった。 参加者8名。集合地点の神野山めえめえ牧場上部駐車場についたのは、予定時間を40分も過ぎてからであった。途中の天理インターまでの道が渋滞し予定より40分も余計にかかったことにある。 とまれ、早速北斗岩に行く。 北斗岩の西側にある木道に沿って下っていく。県が整備したのち二十数年も経っており、木部は腐り、道の真ん中は雑草で覆われ歩くのも困難である。 これらの既存の道のメンテナンスを続けてもらいたいものである。 |
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一旦、昔里道として整備されていた道に出る。 この道もかろうじて道らしい姿をとどめているが、先の方では消えてなくなっている。 道なき道を探り「プロキオン」を写している岩に到達。 その位置の確認と周辺整備。 そこからさらに、道なき道をたどり、「ペテルギウス」を写した岩とその周辺にある二か所の岩の位置確認をした。 この二つは名もない岩であるが、精査すれば、オリオン座のいずれかの星を写しているのではないかと思っている。 暗くなってきたので、帰りを急ぐ。 ここでハプニング。 道を間違ったのである。山道は、少し道を踏み間違えるとあらぬ方向に向かってしまう。 なんとか、道を見つけ宿に。 宿で風呂に入り、そのあと牡丹鍋で食事。その後は例によってイワクラ談義である。 |
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翌日、恐れていた事態。 雨である。 みんな予定の事態と慌てず、雨支度で出発。鍋倉溪の駐車場に到達。 そこから徒歩で竜王岩に。 そこから北西方向にある名もない岩に案内。 5m程度の岩の上部に1.5m程度の岩を二つ据えた形をしている。 少し離れたところに巨岩の上に1.5m程度の岩を据えた岩がある。 この二つの岩については、その位置から「蛇座」の星を写している可能性があるのではと思っている。 そのあと山頂へ歩いて移動するつもりであったが、雨のためいったん駐車場に戻り、車で山頂へ。 途中、伏拝集落の背後の山腹にある小ぶりだが美しいイワクラに案内。 これは、伏拝集落の守り神だったのではと考えられる。 山頂で王塚の位置、三角点の位置等を確定、写真を撮る。 昼食後、南斗六星の探索。 全部は発見できなかったが、後日天気の日に再調査するということで、探索終了。 探索中、初めて見る不思議な岩組を見つけた。 小さな岩であるが、全体として船の形をしており、しかも帆に当たるところに立石がある。 まさしく船をかたどっている。 これがいつ形成されたものか軽々には言えないが、縄文時代の墓によく似ていると思った。 吉野の川上村での縄文時代の遺跡でこのような墓がたくさん発見されているからであった。 今回、二日目が雨となったため、思っていた成果を儒分挙げられなかったが、新しい発見もあり、満足なツアーであった。 (記録 柳原輝明) |
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