2013年10月6日 東近江イワクラツアー
2013年10月6日に東近江イワクラツアーが行なわれました。学会員に一般の方も加わって、40名以上もの大人数となりました。

藤ケ崎龍神社は、琵琶湖に面した大岩が磐座として祀られており、その反対側には、妙得竜神龍穴という洞窟があり、2匹の龍を祀る場所のようです。
ここでは、近江国高天原宮守清掃人と称する有川天界氏の説明があり、ツアー参加者は熱心に聞きいっていました。
湖岸の磐座は、二つの大岩からなり、その間からは、琵琶湖を挟んで長命寺山と津田山が望めます。この磐座は、長命寺山の方向を意識して造られているようです。

その長命寺では、六所権現影向石(ロクショゴンゲンヨウゴウセキ)、修多羅岩(スタライワ)、飛来石などを見学しました。武内宿禰の逸話が残る場所でした。

次に船岡山の阿賀神社(アガジンジャ)と太郎坊山の阿賀神社を参拝しました。
どちらも大きな磐座があり、特に太郎坊山の夫婦岩の高さは30メートルはあり、まるで山そのものが二つに割れているかのような迫力でした。

新嘗祭の御神酒(白酒)を宮中へ献上している藤居本家酒蔵を見学した後、猪子山の北向岩屋観音の磐座、菅原道真の磐座、岩船と見学し、最後に沙沙貴神社を参拝して解散となりました。
東近江の古い祭祀を垣間見ることができて大満足のツアーでした。

(記録:平津豊)
詳細な報告は、会報29号に掲載。
藤ケ崎龍神社
          小グループに分かれて議論するツアーメンバー
         
         
         
         
         
         
         
         
太郎坊山の夫婦岩
       
       
       
藤居本家酒蔵を見学するツアーメンバー 猪子山の岩船
 記念撮影
                 
                     
                               
 本サイトの著作権とリンクについて  Copyright(C) 2004-2014 Iwakura Study Society. All Rights Reserved.